最近、日本雪崩ネットワークのメーリングリストに参加し始めました。
↑ ↑ みんなにもぜひ、参加してほしいです!!
パウダーは楽しい、春のツアーは楽しい!。。。確かに。
でも雪崩って慣れてる場所でも、今まではありえなかった場所でも起こりうるんです。
何もハイクしなきゃ行けない場所でなくとも、ゲレンデでも可能性はあります。
現にここ数年でも、人が被害にあう事故は起きています。
青森のゲレンデでも、人の被害がなかっただけで、急斜面で全層雪崩が発生したりしてます。
●参照:NISEKOFUNNELさんの雪崩情報 http://blogs.yahoo.co.jp/nisekofunnel
そして最近の気象・気候、変だと思いませんか?
津軽よりも南部のほうが大雪。降るべき場所に降らない。
八甲田は気温も高く、明らかに雪不足。
ということは???
今まで安心して滑れた場所も、危険区域になりうるということです。
安全か安全でないかあやふやなまま、または楽しさにばかり気持ちが走ってしまい、知識や装備がおろそかになってないだろうか。
自問自答しました。
そして、私は今年、最低限の装備となるべく多くの知識を所有しようと考えたのです。
背中に背負うものは増えるけど、三種の神器(→あっても助からない場合があるので過信は禁物ですが、ないよりは格段にマシということで)においてはビーコンは身につければ重さ的にはどうってことはないし、プローブ(ゾンデ棒)もショベルもかなり軽量!(2つ合わせても1kgも満たない)
自分も装備をそろえてわかったことですが、持っていたほうが絶対にイイに決まってる!!
今までビーコンすら持たずに入山していた自分がおっかないです。。。
仲間のうちのひとりの人間が装備や知識を持っていても、何の役にも立たない。
滑る仲間すべてが知識を共有し、装備の使い方、知らなきゃいけないと思えてきました。
パトロールの管理区域外でかつコースに近い場所であっても、そこで出会うガイドツアーの方々はきちんとした装備なのに、自分たちは軽装・・・。普通怒られますって。w
●参照:昨年のプロスノーボーダーの雪崩事故の報告書 http://ebisfilms.jp/news/avl_report_080201.pdf
この場合、全員が装備をきちんとしていたから、これで済んだともいえるかもしれません。
今後は一緒にツアーコースまわるときは、三種の神器の所持を必須条件にしてしまってもいいんでない?
なにかあったとき責任とれないし(基本的に自己責任ですが)、笑顔で雪山を楽しむんだったらそこにいる全員が「仲間を助けよう。そのためにも最低限の装備と雪崩の知識と救護法は必要だ」という前向きな意識を持っていれば、本当に心の底からバックカントリーを楽しめると思うヨ
こういうことを書くと、「バックカントリーをする人は何故リスクや面倒を冒してまで入山するの?リフトで上がってより多くの本数を滑ったり、パークのほうがよっぽど楽しいじゃん!」とか言われそうですが、私は滑る配分こそ違えど両方好きですよ
バックカントリーにはバックカントリーの良さがあるし、ゲレンデにはゲレンデの良さがあるのは当然で、両者が噛み合わないという意識はボクの心には全くないのです。
上手くなくても、パウダー・圧雪…両方の地形を、遊び心満載で楽しく滑れたら、それにこしたことはない。
ただのフリーランだけじゃ、もったいない。
『スノーボード=ボクのジンセイ』
そのためのリスクマネージメントですから★