2/17 sun
やっと多忙な日々が落ち着き、続きが書けます((笑))
さて、テスト後の掘ったところはざっくりと埋め直して、滑走!そして自分リーダー(^o^;)
コンプレッションとバーブテストの結果に従うと、斜面はほぼ安定。
ということで、せっかくここまで登ってきたのだから、美味しい斜面を滑りたいですよね?皆さん!?
そこでドSなワタシの決断。
「20~30m上までツボ足でハイクして滑りましょう♥」
ところがそこそこの斜面&深いい雪でツボ徒歩では思うように進まない(;´Д`)
もちろん、スキーの皆さんも板を担いで登ってくる。。。
ホント、ドSで申し訳ない・・・着いたころにはみんなゼエハアw
さて滑走位置まできた。
自分は登りのルートから外れないように自由に滑っちゃいましょう!
と提案しましたが、さすがはガイドで講師さんは違う。
スキー場のほうまでトラバースして、もっと美味しいところを滑りましょうと助言&先導してくれ、ほぼノートラのスキー場のやや重めパウダーを、受講者みんなでおいしく頂きました。
とりあえず、リーダーとして今のように迷いがなく思い切って決定したのはいいと思う、とのお言葉頂きました、スミマセンありがとうございますw
全員滑走→リグループして、最後に残った方がリーダー。
ここで最後に、本番を意識した捜索訓練が待っていた。
6人が埋没して、4名はビーコンを持っていない状況。
講師さんが捜索対象を埋めて準備してる間、リーダーとともに役割分担の作戦を練っていたが、すぐ捜索開始!急いで!急いで!
…といわれると、人間、組織的な判断ではなく個々に動いてしまいます。。
もちろんビーコンの捜索対象はすぐ発見できたけれど(5分位内のほぼ合格ライン)、ビーコンのない対象はなかなか見つからない。
その場合は周辺の残留物を、そこから動かさないのがキホン。でも焦るとキホンを忘れるのが人間。
結局最後の捜索対象はタイムアウトとなった。。。
この2日間の講習で改めて、これは大事だと思ったこと。
●行動中、常に斜面の形に気を配りながら、リスクの少ない、よりベターな選択をする。
●ビーコンは、大事。BC単独はあまり良いとはいえないけれど、ビーコンはあるに越したこと無い。
●ビーコンの使い方もそうだし、プローブワークにもショベルの使いこなしにも慣れる。
●すべての結果は、人の選択によるのだ。地形に気を配って雪崩に遭わないことももちろんだけど、遭遇した時の被害を最小にするにはどうしたら良い?という問を常に持つ。
●それを、一人で判断するだじゃなく、仲間とも情報を共有。
●と同時にレスキューを実際に体に叩きこむこと。じゃないと緊急時に順序だてて行動できない。
これからは春のBCシーズン。硬い雪の上に新雪が積もったり、全層雪崩のリスクだって上がってくる。
楽しいけど、気を使うシーズンはまだまだこれからだ。
これからは一緒に登る仲間と、登る前にビーコンチェック、プローブを実際出して雪の層を確認する、ショベルで実際にテストする。というのも時間を作ってちゃんとやりたいと思う。
これを見ている皆様にも、機会があれば、毎年開催されている雪崩またはレスキュー講習会に実際に出て見ることをおすすめします☆
気が引き締まるというのもそうだけど、他地域の方々とも、雪崩に対する意識が全然ちがうかなあ、というのも正直なところでした。
雪崩リスクを軽減するためののこれらのことはガイドやプロや捜索隊だけがこれをやるんじゃなく、一般のレクリエーションでBCやる多くの人がもーちょい意識してやるべきだなあ…と強く感じました。