2/17 sun
とにかく内容が濃いのでまだまだブログは続きます…。
二日目の朝ー!\(^o^)/
宿をあとにして、過去に度々お世話になった旧八幡平スキー場へ。
すでにグーグルマップにすら載ってない旧スキー場ですが、いちおうトイレ前の駐車スペースまで車で行けます。除雪はアスピーテラインゲート手前までばっちり。
受講者は半数以上がスキー。スノーボーダーでもスプリットの方が多く(講師さんのひとりもスプリット)、スノーシュー+スノーボードは自分と、もうひとりのかぐらから来た女の子だけだった。
さて、登り準備をして、2チームにわかれ、講師さんからは「大黒森山頂」と行き先だけを告げられる。
山行にあたって、どういう情報を調べてきたかを一人ひとり訊かれる。「しまった!」と思った。特になんの下調べもしてなかった…。おまけに高度計、コンパスはあるのに、地図も忘れた。
(ただし、この山行で言われたのはよほど視界が効かないとかじゃなければ地図はさほど重要ではないらしい。あくまで、地形を見極めながらいかにリスクなくグループで行動ができるか、が大事だと。幸い、風はあるけど視界は良好だった。)
それぞれ、天候を調べてきたという答えが多かったけど、自分は八幡平での過去の雪崩の情報を持っていた。それに対して、講師さんは9日前に実は雪崩があった、と告げた。エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
そう、講師さんがガイドじゃなくて、各グループが目的地に向かって自主的に動くことが本日のメインイベントだったのだ。
なので、全員が交代でリーダーとなって山行を組んでいく。必ず誰かしらリーダーにはなるので、挙手して自分がやるといったほうが後々ラクかもしれない。
ただ、登り体力が不足していて尚且つスキーとスプリットにどんどん置いて行かれる自分が登りの際にリーダーになる…とはとてもじゃないけど出来なかった。(;´Д`)
まずはじめにビーコンチェックしてから出発。
最初のフラットな登りではグループまとまって、間隔をそれほど開けずに進むが、雪崩の走路では間隔をなるべく開けて横切ったり(間隔あければあけるほど、万が一雪崩れた時のリスクは少なくなる。少なくとも10m以上は)、沢状地形での登りも、アンカーの木のあるところ、雪崩の発生区となるところ見ながら、また歩きながらストックやプローブを出して雪の状態を確認しながら進む。場所によって、硬い層の深さが全く違う。講師さんが「地形を見ろ」と何度もいう理由もわかってきた。
また、休憩、小休憩をとるときも、なるべくアンカー下にとどまったり、雪崩走路にとどまらないことなどリスク軽減のクセ付けをすることを講師さんにアドバイスされる。
確かに自分たちの山行中、さほど意識してないなあと。。
森林帯を抜けると、風よけの樹木もなくなり、風が猛烈に吹き付けてくる。
当初の目的地は大黒森だったけど、爆風につき第二リフト降り場跡地でやや引き返しすることに。
ちょうど2~3ターンくらいで、小さな急斜面の沢状地形の上部へ到着。
そこで、ピットチェックの講習開始。掘ったピットを風よけがわりに軽い行動食をとりながら、講師さんに雪の層のチェックの仕方を指導してもらう。
綺麗に面を出すのが相当難しい。ショベル職人にならないと綺麗なものがなかなかできないらしいのでこればかりは経験ですね。(とにかく山行でピットチェック癖をつけないと…手間ではあるけども、大事なこと。)
ここで習得したのはショベルを上から叩いて行うコンプレッションテストと、30cm角の雪をショベルですくって下からトントン叩いてすべり面を確認するバーブテスト。
自分のやった箇所で唯一バーブテストで弱層の雪が滑った。これが本日の八幡平がどういう雪の状態か、という評価の判断材料になる。
しかし、他のポイントでのあからさまに崩れる弱い層が見当たらなかったので、当時のコンデションは比較的安定だろうという大方の意見でした。
ということで、後半は、自分がリーダーとなって滑り降りることに。
【②へ続く】