日本雪崩ネットワーク(JAN)のセイフティキャンプ(SC)に行ってきた。
ちなみにSCはレクリエーションユーザー対象の、雪崩の基礎中の基礎を学ぶ講座でございます。
ずっと、こういうのをしかるべき機関の講師のもとで学んでみたい気持ちはあったけれど、数年前の八甲田での講習会は都合がつかず参加できなかった。
今回、東北は八幡平で開催。
ちょっと近場だったし、2日間だったということもあり、便宜上、講習会場に宿をとりつつ参加申し込みしました。
いちおうこんなウチでも数年前から雪山にも入りだしたけれども、なんとなくビーコン・ゾンデ・ショベルを揃えてるだけで、まともに練習したのは友人のモスさん・ヤママと、酸ヶ湯の駐車場でサーチしたりゾンデの感触を確かめたりしたくらい。
あとは雪崩レスキューのDVDみたり、山系の雑誌の冬山特集でそれなりの内容を読んでの浅い知識のみ。
雪崩とは、遠いアルプスとか急斜面で頻繁に起こるものっていう勝手な解釈をしておりました。。
雪山にはいりつつも、あまりレスキューのことや、雪崩のことに関して、専門レベルまでいかないにしても、なんとなく遠くの世界の出来事のような気がしてぼやけたイメージしか持ち合わせていない自分に、どことなく悶々としていた。
でも実際は、我がふるさと八甲田でも起きたりするし、またよく山に入るうちに仲間の雪庇崩壊の現場に居合わせたり(幸いケガなくですが、亀裂が自分の足元まで走った!)。。
また雪崩とは違うけど、ここ最近はレスキュー事案の目撃者になって、救助のヘルプをする場面が増えてきたというのも事実。
でも、救助される側よりも、救助する側が適切に冷静に判断して、早くケアしたり、すばやく行動しないと、重大なことにもなりかねない。
(もっとも上記は、当事者が事故に遭遇しないように気をつけることが大事だけど、なってしまったらという前提で)
全ては人の行動と判断にかかっているのだ。
そんなこんなで、知識もそうだけど、有事の際にパニックになったり慌てないで、適切な判断と行動ができるようになりたくて、思い切ってSCの講習を受けて見ることにしたのだ。
参加してみると受講者全員の自己紹介でわかったことは、青森からは八戸から来た方と自分だけ…。ほとんどは仙台とか関東の方たちばかり。ぇええええ!?
かくしてハラハラ・ドチドチのSCが始まったのであーる。